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ゾーン空調でコスト削減(パッケージ生産工場N社事例)

製造ラインで空調が必要なN社が効率化のために採用したはずの「スポット空調」でも、実はムダが発生していました。

これまで作業員ごとに吹出口を設けていた空調システムを「ゾーン空調」に変更することにより、イニシャルコストとランニングコストの両方で削減効果を上げることができました。

お客様の課題:N社のスポット空調には、いくつかの改善ポイントが存在していた

大空間の工場で室内全体を空調するのは非効率であるため、空調が必要な製造ラインの作業員一人ひとりに空調の吹出口を設けて対応する「スポット空調」が多くの工場で採用されています。

N社の紙パッケージ生産工場も、広大なスペースに製造ラインがあり、スポット空調を採用しています。特に、紙の乾燥工程では高温の蒸気を使用するため、スポット空調は不可欠の設備です。

しかし、作業員が不在のエリアであっても、部分的に空調を停止することができず、ムダなコストが発生していました。また移動を伴う作業の場合でも、動線すべてをスポット空調で冷却しているため、必ずしも効率的とは言えない状況でした。

ソリューション:改めてスポット空調を検証し、ゾーン空調をご提案

旭シンクロテックは、作業員の不在や、移動動線のスポット空調のムダに着目し、お客様に最適な空調システムを検討。現設備の更新のタイミングに合わせて、従来より電力コストが抑えられ、作業員が快適に作業でき、しかもムダを排したシステムとして「ゾーン空調」をご提案しました。

ご提案ポイント1:「作業員の快適さとは何か?」を、現場検証して解明

通常の事務作業では、空調の気流(風)は肌に不快感を与えたり、書類を飛ばしたりすることがありますが、負荷の高い高温下の作業現場では、あえて気流を作り出すことで体感温度を下げ、清涼感を与えることができます。風速が1m上がるごとに体感温度は1℃下がることになるので、その分の冷房コストを抑えられます。

製造ラインの現場を丹念に観察・検証し、実際の作業員の立場で発想したご提案です。

ご提案ポイント2:移動を伴う作業には、快適空間の拡大で対応

スポット空調では吹出口が固定されているため、移動を伴う作業では移動エリア全体をスポット空調していましたが、気流を発生させる吹出口にスイング機能を付加し、少ない空調空気で快適空間を拡大。移動中も作業員は風を感じて清涼感が保たれる配慮をしています。

ご提案ポイント3:製造ラインでは吹出口をまとめ、消費電力を削減

製造ラインの吹出口をスポット空調の1人1口から数人に1口にまとめ、風量を削減する一方、気流による効果で清涼感は持続します。
これにより、空調機本体の能力(馬力)が低い機器でも十分効果が上げられるようになります。

導入効果:イニシャルコストとランニングコストの両方の削減を実現

作業員1人に1つ吹出口が必要だった「スポット空調」から、作業員の増減に影響されにくく、また移動作業にも柔軟に対応できる「ゾーン空調」への変換により、空調機の能力(馬力)を低い機器に変えることができ、イニシャルコストを大幅に削減することができます。

また、ランニングコストについても、吹出口をまとめて風量の削減をするとともに、ゾーン空調で使った冷風を再利用するシステムを採用することで、年間消費電力の大幅な削減が見込まれています。

改善前の空調システムと改善後の空調システム

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