セントラル方式(中央式)から個別方式(局所式)への給湯方式の変更や、灯油・ガスなどから電気への熱源の変更などによって、燃料やメンテナンスの効率化を図り、コストを大幅に削減できます。
一定規模以上の中央式給湯設備を改修する場合、省エネルギー対策が法律で義務付けられています。また、局所給湯設備においてもより高効率な機器が開発されています。これらの給湯設備の運用エネルギーを改善します。
給湯は、飲用に供したり、直接肌に触れたりするため、"安全なお湯"を供給できる給湯設備に改善します。
中央式給湯システムの改修
配管システムの先止まり管が長い場合、あるいは給湯管の保温が適切でない場合は、熱いお湯が出るまでの給湯水を捨てることになり、省エネルギーの観点から好ましくありません。また、給湯栓出口の温度が55℃以下になると、レジオネラ属菌*の発生のおそれが出てきます。
このような中央式給湯システムの問題点を解決します。ただし、2000㎡以上の建物で一定規模以上の改修を行う場合については、省エネ基準に適合させるとともに事前に所管行政庁へ省エネ措置の届出が必要になります。
- 高効率な熱源機器・給湯器と熱損失の少ない配管システムに更新することで給湯に要するエネルギーの低減を図るとともに、"安全なお湯"を供給できるようにします。
*レジオネラ属菌:自然界の土壌や淡水中に生息する好気性グラム陰性桿菌で、感染するとレジオネラ肺炎の症状を起こし、死亡事例も報告されている。
「施工事例」 自社ビル 中央式給湯システムの改修
- 施工期間
- 6ヶ月
- 施工前の状況
- 築後30年が経過し、ボイラー及び貯湯槽の機能が低下するとともに、給湯管(銅管)の漏水が頻繁に発生するようになっていました。ただし、ボイラーは当初からのものではなく10年前に更新した機器であった。
- 施工内容
- ボイラー、貯湯槽で給湯する方式から業務用大型マルチタイプ給湯器で給湯する方式に変更しました。 給湯管の銅管は腐食に強いステンレス鋼管に更新し、配管経路は先止まり管を極力短くするとともに全ての給湯管を保温することで省エネルギーに配慮しました。
- お客様の声
- これからは漏水の心配をしなくてすみそうです。
- ボイラーや貯湯槽はメンテナンスに手間や費用がかかっていたので、その分の運用コストが削減されたのではないかと思います。
中央式給湯システムから局所式給湯システムへの改修
建物の用途や使用状況が変わると、中央式給湯システムでは運用コストや衛生面で問題が発生することがあります。この場合、給湯を必要とする箇所に局所式給湯システムを設けることで、エネルギー消費効率が高くかつ衛生的な運用が可能になります。
「施工事例」 事務所ビル 中央式給湯から局所式給湯への改修
- 施工期間
- 3ヶ月
- 施工前の状況
- 築25年が経過し、トイレ系統の給湯管からの漏水が多く発生するようになっていました。また、熱源機の容量にも問題がありました。
- 施工内容
- 給湯管を更新するためには工事範囲が建物全体に及ぶため、各階トイレ内で施工できる局所式の給湯システムを採用しました。 テナント側の業務に支障が出ないように工事を行っている階のトイレのみ使用中止とした"居ながら工事"で施工しました。
- お客様の声
- トイレ全体を改修してもらって、使いやすいトイレになりました。
- 給水・給湯から色の付いた水が出なくなったので、テナントからは喜ばれています。
高効率な給湯器への更新
- CO2冷媒ヒートポンプ給湯器(エコキュート)
- 潜熱回収形ガス給湯器(エコジョーズ)
- (R407C冷媒)冷温水同時取出し形ヒートポンプ給湯機





