<入社3~4年のエピソード>
現場時代(施工管理)は、工事現場を自身の計画通りに完工させる達成感が大きなやりがいになっていました。これまで様々な工事を現場責任者として経験してきましたが、その中でも印象深い案件は、入社3~4年目くらいの時に担当した製紙工場の配管工事。この現場では「施工管理」だけでなく、「設計」も私が担当し、自分が設計した図面をもとに自分で工事を進行していくというチャレンジングな仕事でした。初めてのことばかりで大変でしたが、自分がイチからつくったものがこれから長く稼働すると思うと、完成した時は本当に感慨深い気持ちになったのを覚えています。この建物は20年以上経った今でもしっかり残っています。
<入社8~9年目のエピソード>
施工管理の魅力は、経験を積むことで自身の成長がわかりやすく見えること。1つ経験すると次はより大きな規模の現場を任され、経験を積むごとにハードルをクリアしていく感覚がとても面白いです。これまで経験した中で一番大きな案件は、入社8~9年目くらいの時に担当したケミカルプラントの新設工事。数十億円規模の大型建設で、この時は正直、食事の時間がないほど忙しかったのを覚えています。次から次へと電話が鳴り、本当に大変でしたが、色々なことを経験させてもらった仕事でした。自宅からも近い建物だったので、よく近くを通る時には娘に「これはお父さんが関わって作った建物だよ」と自慢してましたね。
<管理職になってからのエピソード>
現在は管理職なので、自分が現場で指揮をとることはなく、部下たちのフォローを行うことが中心になっています。これまでの経験や知識で部下の成長をフォローし、やる気を持ったいい人材が育っていくのを見るのが、一番の喜びになっています。当社での仕事は1つとして同じものはなく、だからこそこれまでの経験が大きな武器になります。東京オリンピックのカヌー競技で使うコースの施工に部下が関わった際も、非常に特殊な案件でしたが自身の経験を活かしてアドバイスができました。部下の頑張りもあり、無事予定通り完成を迎えることができ、テレビでオリンピックを観戦しながら「問題なく競技ができて良かったな」とホッとしましたね。